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特別展「越中土肥氏が駆け抜けた戦国―『土肥家記』を読み解く―」

会場
滑川市立博物館
会期
2026/03/28 から 2026/05/10 まで
康治元年(1142)、現在の滑川市を中心に上市町・富山市水橋の一部にまで及ぶ広大な荘園「堀江荘」が立荘された。一般的に堀江荘の領主は祇園社(現八坂神社)とされているが、鎌倉時代以降は幕府が設置した地頭による支配も行われた。この地頭の代官(地頭代)として現地派遣されたのが土肥氏(越中土肥氏)である。
土肥氏は、中世前期に堀江荘地頭代として、そして中世後期には畠山氏の雑掌として中新川地域に根ざした勢力を築いた。当初は堀江荘の中心地にあたる現滑川市堀江の堀江城を拠点とした土肥氏であったが、やがて現上市町舘へ進出して弓庄城を築くなど拡大を図ったことで、堀江系土肥氏と弓庄系土肥氏に分派したと考えられている。
戦国の世も土肥氏は正に中新川地域の雄として生き抜いてきたが、佐々成政の猛攻により城を明け渡し、国を追われたことで流転の運命をたどることになる。はじめは越後国の上杉氏を頼り、やがて出羽国の最上氏に仕えたものの、内乱に巻き込まれて一族の多くは命を落とし、一部の家臣のみが辛うじて北陸へ逃げ帰るという結末を迎えることになるのであった。
悲劇の一方で、土肥氏の栄枯盛衰は生き残った家臣の孫・有沢永貞により『土肥家記』としてまとめられた。本展では『土肥家記』の記述をもとに彼らが駆け抜けた戦国時代を追体験しつつ、県内外に遺るゆかりの文化財などを紹介する。
会場
滑川市立博物館 企画展示室2、第2常設展示室

観覧料
無料

会期中の休館日
毎週月曜日(5月4日は開館)、4月30日(木)、5月7日(木)
関連イベント
①記念講演会(4/11)14:00~15:30 高岡 徹氏
②土肥氏ゆかりの城館見学会(5/2)10:00~12:30 高岡 徹氏
③展示解説会 担当学芸員/高岡 徹氏(4/18PM) 3/28、4/5、4/18、4/26、5/4、5/6、5/10
※いずれも11時~と14時~の2部制、4/18PMは高岡氏による解説