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池波正太郎展 ―人間通のまなざし

会場
高志の国文学館
会期
2025/03/29 から 2025/06/09 まで
 『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』などの人気シリーズを生みだした作家・池波正太郎(1923~1990)。ドラマ化・映画化・アニメ化によってファン層の裾野を広げたその作品は、没後35年を迎える現在も、多くの読者に読み継がれています。
 東京浅草で生まれ育ち、劇作家として出発した池波の時代小説には、江戸の町を彷彿とさせるような情緒があり、登場人物たちが営む日々の暮らしの風景に、季節感漂う料理が彩りを添えています。また、善悪両面を併せ持つ、矛盾に満ちた「人間」という存在を深く見つめ、登場人物たちが織り成すドラマを描き出しているところに、色あせない魅力があります。
 本展では、新しい時代小説の世界を切り開いた池波作品の魅力と創作の舞台裏について、貴重な原稿や創作資料、挿絵原画等により掘り下げます。あわせて、小説と並んで人気の高い、食、映画、旅などについて語ったエッセイや、晩年趣味とした絵画の世界、父方の先祖の出身地である越中井波の人々との交流など、作家の横顔についてもご紹介します。

主催:高志の国文学館
共催:北日本新聞社、富山テレビ放送
特別協力:池波正太郎記念文庫、池波正太郎ふれあい館、株式会社オフィス池波
観覧料
一般400円(320円) 大学生200円(160円)( )内は20人以上の団体料金 前売り・一般320円

会期中の休館日
通常の休館日